素敵な大谷石の店舗兼居住用ビル
4階建てのビルに大谷石
ビルの外壁に、表情とりどりな、大谷石がふんだんと使われています。もちろん建築法上、鉄骨造りの上に外装として安全を施した施工になっています。大谷石細目(かなり上質のもの)が、割肌仕上げ、コーピン仕上げ、チェーン仕上げを使い分け、そして大谷石の特徴の石の色の変化も抑えられている、そしていつまでも白い状態。窓の経常も少しずつ斜めになっている、こった作り。柱の街灯が素敵にマッチしている。素晴らしい限りです。
三角お屋根の頂点まで大谷石
正面と左側2面が見える写真です。正面には、大谷石の枠で作られ、その中に西洋的な玄関ドアー、脇にはチャイム、表札と奥行きのある玄関です。正面側面との流れのある、意匠がものすごくよく感じられます。一般的には、30mm程度の薄くスライスした大谷石を貼るのが、普通ですが、ここは、150mm以上のむくものも使用されています。重量感のある、作りになっています。
正面と右からの写真
右側歩道を下って歩いてくると道のコーナーに大谷石のたてものが現れてきます。左奥の川向こうには、コンクリート壁でできたビル建物が見えます。比べると、別世界に来た感じに受け止められます。
ところどころに大谷石
この建物の反対側の、チーズ喫茶の外に、大谷石中目石の台でできたベンチがありました。川の欄干(四隅の柱)にも大谷石が使われてました。。ここ宇都宮の中心街には、大谷石が使われた何かがたくさんあります。
玄関入口の大谷石作り1
入口枠右2段と左2段は、150mm×180mm×800mmのムク大谷石が使われています。そこのかどには、アールにけずり小段で化粧しています。その4本の上にどかーんと、300mm×180mm×1500mmのかたまり(120kg)が、上だんだん仕上げ、下切り欠けアール仕上げと凝らしてのっかってあります。
玄関大谷石造り2
ポスト表札の部分だけは、割肌仕上げでなくコーピン仕上げの平な状態にしています。無理やり割肌の部分に隙間を作って取り付けるより見栄えが良くなるからです。よく見ると下部分は、コーピン仕上げの斜め角度のきついテーパー状になっています。雨水が建物内に入らないようにするためです。
玄関左大谷石見上げ
建物より少し入り込んで入口があります。入り込んだ分だけひさしのようになり、雨に濡れないようになっています。コーナーは、135度に大谷石が削られています。見上げると造りに、圧倒されます。
左側1階部分
左側にも入口があります。ここは、理容室になっています。植木がおかれてお客様を迎え入れてます。
ナイスなアングル大谷石
自分が一番好きな写真です。ごつごつ感、重量感、重厚感、清潔感、整列感、ヨーロッパの公邸のような居城造りにも感じられました。