大谷石外壁施工方法
大谷石がぶらさがってる
凸凹貼りの大きい面で、大谷石が、幅13枚、高さ8枚、104枚の縦使い。1枚の大きさが、300×900×40mm、重さ13kg。合計1,352kgが、外壁となっている。一番下側の石は、底面が見えています。いしの裏側は、鉄骨です。石の1枚1枚がステンレスの金物で受けています。石がぶら下がっているかのような、施工工法です。絶対に石が、落ちては、いけない施工法です。ホサカ石材の工場で、大谷石にステン板をはり、撥水加工を施し搬入して、現場の職人さんが、貼りました。
下から見上げた大谷石
1枚の大谷石に、裏面と上下小口に折り曲がったステンレス平板が、エポキシ系ボンドで張られてます。底には、2か所ダボ穴が開いています。建物の鉄骨躯体から固定されたステンレスが受けています。そこで、大谷石の底ステンレスと躯体からのステンレスをダボピンで合体させるのです。石の上部も倒れないようにステンレスで止めて、同じようにその次の石を積み重ねていくのです。
ステンレス大谷石接着後ダボピン
ホサカ石材工場で大谷石に、裏面、上下小口面に一体化されたステンレスをエポキシ系ボンドで接着します。それを現場に運び写真のようにステンレスの3mm棒を大谷石に差し込み固めます。これから、壁に取り付けます。
計算尽くされた大谷石施工
まるで赤ん坊を抱きかかえたような、絶対に落とさない、大谷石の受け。受けのステンレスと大谷石合体ステンレスが一体化されています。すべての大谷石が、1枚づつこの工法で施工されています。大谷石は、御影やタイルと違い柔らかいです。地震等で動き引っ張られ、割れやひびなどを起こします。この工法は、それがなくなります。
まるで赤ん坊を抱きかかえたような、絶対に落とさない、大谷石の受け。受けのステンレスと大谷石合体ステンレスが一体化されています。すべての大谷石が、1枚づつこの工法で施工されています。大谷石は、御影やタイルと違い柔らかいです。地震等で引っ張られ、割れやひびなどを起こします。この工法は、それがなくなります。
現場完成まじか
この後いろいろな検査をして引き渡しです。
内部も同じ施工
室内にもたくさんの大谷石が使われてます。地面からの施工ですがこれもよくみると、一番下は、浮いてます。ステンレスで受けているのです。
オープン前大谷石施工後
外壁大谷石も内壁大谷石も同じデザインです
巨大な要塞に大谷石貼り
関係業者が見られる途中経過見学会。大谷石組合での希望者見学会に参加しました。
宮の泉(みやのいずみ)
開口部の奥には、ペットボトルや水筒で、くめる給水スポットが、あります。富士山水のような天然では、ありませんが、宇都宮の水道水がモンドコレクションで金賞をとりました。そこに、大谷石のオブジェ台座があるのです。おもむきがある、素敵な給水口です。
完成後のインフォメーション大谷石
天井からのダウンライトが大谷石にあたり独特な質感を出しています。
計画から完成まで10年以上要しました。宇都宮産の大谷石をたくさんすぎるほど使用しました。宇都宮駅の東口で大谷石見学しては、いかがでしょうか?