大谷石の町宇都宮

宇都宮中央郵便局銘板に大谷石

駐車場に車を止めて、郵便局に入るスロープを歩くところに、銘板があります。ここは、平日は、もちろん、土、日、休日、も営業している、宇都宮市で、大きい郵便局です。そこに、たて3mよこ7mほどの大きな銘板が、あります。文字は、金物ですが、バックは、大谷石です。中央は、コーピン仕上げの平らな面で、文字が貼られていて、その周りには、リブ加工(洗濯板状で三角に削られた加工)された大谷石。外回りには、段差を作り額縁状に大谷石。宇都宮市内からとれた石を、使用しています。宇都宮市内を歩くといろいろなところに、大谷石が使われています。

郵便局内部にも大谷石

内部の柱型全部にも、石が貼られてます。大谷石中目材です。上記(外部)銘板と同じような造り、デザインに、なっています。四つ角のコーナーには、木材のコナー材で、隠されています。アクセントのある木材と石とのコラボレーションで、相乗効果が出ています。宇都宮の町には、たくさんの場所に、大谷石が使われています。観光がてら、あちこち歩いて、発見してみては、どうでしょうか?必ずみつかりますよ。

 

1階駐車場に大谷石

散歩を続けてみたら、壁に石が、使われています。黒ミソの少ない上等品の大谷石です。いも貼り、馬貼り、ところどころにアクセントの四角い石を入れたり、大きさを変えて、できています。大谷石細目がきれいに貼られています。

入口部壁面石

正面と右壁に大谷石が、あります。玄関に、いざなうために、あるように見えます。やさしく迎えていれてくれます。

 

大谷石ビル

別な場所にある、下から見上げた、壮観な壁面大谷石ビル。1F駐車場のシャッターの内部にまで、石があります。右脇には、オシャレな街灯に、銅色の銘板。右奥90CMまで折り返してあります。基本300×900×25mmの厚みの大谷石ですが、さがり壁1列と各階窓上部には、50mmの厚みの大谷石を削りこみ、特注サイズの60cm×90cmが使用されています。でっぱりひっこみが、あります。影ができて高級感が、出てきます。

左角からの1階部

1F左柱型には、ポスト、新聞受けがステンレスで、備え付けられています。右には、インターフォンが二つ。必要最低限なものだけが、シンプルに、備え付けられています。中央床には、300×300が横3枚奥まで床を敷き詰めています。両脇は、コンクリート土間です。細部にデザインが、凝った貼り方になっています。

上裏も大谷石

1階からシャッター周りを見まわすと、シャッターの両脇に、石が貼られてます。壁方向は、地面からの立ち上げ大谷石貼りですが、天井方向も、大谷石なのです。つまり大谷石がぶら下がっているように、貼られています。貼り方的には、かなり高度がいることです。ステンレスのハリガネで、石の側面からひっぱりあげているのです。下を人が歩くので、落下すると、おおけがしてしまいます。大きな地震でも落ちないように、施工されています。

4F上部にアクセント石

最上階の丸窓明り取りの上に、半円をくりぬいたアール型の大谷石と台形を逆さにしたような石があわさった、オブジェが、見えます。影が濃く、厚みのある大谷石です。はるか上空なので、見えずらいですが、これも細部までデザインされた1つに思われます。窓の長方形が、上の階にいくにしたがい、小さくなり、また窓の周りの白壁のコントラスト、それらを包んでいる大谷石の使い方が、大変、素晴らしく感じられます。

 

まとめ

大谷石は、石塀や門柱、蔵とかに多く、厚みのある大谷石が、使われていました。最近は、このように薄くスライスした建築物に張るような使い方が、多くなりました。中国から輸入された、安い御影材を使った石塀や門柱に押されたこともありますが、日本全国大谷石が、建築用に使われるようになりました。以前は、大谷石採掘場が100以上もありましたが、今では、4か所ほどしか掘ってません。大谷石が、供給される現在、当社ホサカ石材工業では、地場の大谷石加工販売に携わっていきたいと思っております。

 

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