大谷コネクト
旧大谷公会堂
正式名は、宇都宮市大谷観光周遊拠点施設と言います。この公会堂は、昭和4年に、作られました。現在は、JR宇都宮駅西口から西へ10kmほど行ったところにあります。以前は、現在ある場所から500mほどの、大谷街道沿いにありました。令和4年ころ、移築するために大谷石を上から丁寧に解体し、元通りに建てられるように番号をふり、大谷街道沿いの空き地に1年強ほど保管しました。現在ある場所が整地されるのを待って再建築が始まりました。令和5年に移築されました。
四方を大谷石だけで囲まれた建物
ほぼ、昭和4年に作られたままの姿で残ってます。現在では、建築法上許可がきびしいと思いますが、コンクリートを使用しない、大谷石だけで作られている有形文化財なのです。壁から、斜めに張り付いている大谷石は、ひかえ石です。その大谷石で、大谷石を、抑えているのです。足元には、植栽できれいに整えられています。
95年経った大谷石
100年近く経った石でも、何ともなく、大谷石の風味、味わい、程よい焼け具合が、いい雰囲気を醸し出しています。THE 大谷石に値する貴重な建物だと思います。
館内のつくり
移設前は、内装も、大谷石がむき出しになり、荒々しく内装は、ありましたが、移設後は、内装を新たにリノベーションして現代風に白く明るく作られています。無料で入ることができて、外の大谷石の荒々しさとは違い、中はステージあり、大谷関係の歴史や、現在の掘り出している採掘場の写真が展示されています。床は、板の間で土足で入れます。大谷観光の拠点となっています。
観光客がパネルを見学
公会堂内壁には、写真つきで昔の大谷石の説明書き。大きな写真には、現在、大谷石を採掘している、丁場の全体絵。圧倒されるものばかりです。大谷資料館の採掘場跡地見学は、壮大で必須ですが、時間を長くかけて、このようなところも見学すると、おもしろいと思います。
登録有形文化財
大谷コネクトは、文化財です。その中で、営利目的でなければ、安く借りられます。違った雰囲気での催しとか、演奏会、パーティーとか結婚式とか、多目的スペースに使われています。100台以上無料駐車場があります。バスも止められます。素晴らしい施設となっています。