大谷石300角20mm チェーン仕上げの加工工程。サイズによっては費用を抑えることも可能です

大谷石の地元宇都宮市にて、原石から工場で加工し、大谷石の様々な製品を加工生産しております、ホサカ石材です。今回は、300角20mm チェーン仕上げの大谷石の加工の様子をご紹介いたします。

 

【大谷石細目300角 チェーン加工】

 

壁材として使用される大谷石、300×300×20mmのご注文いただきました。仕上げや枚数をご指定いただいて、早速製作に入ります。

 

大谷石の原石は、約300×900×300mmという大きさが一般的です。今回は300×300mm(300角)の製品をご注文でしたので、300×600mmの石を製作した際に残ったこちらの原石を使用します。

 

原石を2つ並べて、スライス切断します。

 

スライス切りが仕上がりました。しっかり下まで切り終えていますが、精度が良いので倒れずに並んでいます。

 

スライスした石を下ろし、次の工程へ進みます。

 

今回はご依頼でチェーン加工を行います。こちらはチェーン機械です。

 

チェーン作業中です。大谷石をこのように平らに置いて、チェーンが横に回っているところを通ります。

 

チェーン加工が終わり、ワイヤーブラシで削り取ったカスを落としています。

 

チェーン加工が終わった大谷石(細目)の仕上がりの表情です。味わいのある風合いの縞模様になります。

 

加工に使用するチェーンの在庫です。チェーンの目の間隔に多少違いがあり、それによっても粗い・細かい・深いなど、仕上がりの表情が違います。

 

チェーン加工が済んだら、幅300mmにカットしていきます。1枚ずつ、2辺をきっちりミリ単位で幅つめします。

 

幅つめの前後です。奥が幅つめの終わったものです。

 

幅をつめたあと、次は長さ切断をします。先ほど幅をつめた大谷石を90度回転させて、一枚ずつセットしていきます。

 

セットした大谷石を、長さ300mmに切断します。

 

左が長さ切断する前のもの、右は終わったものです。

 

すべての寸法成形が終了しました。これで300×300の真四角に切り終わりました。

 

完成した製品を梱包します。間に緩衝材を入れ、平らに積み上げて梱包していきます。

 

ラップを巻いてバンドでしめます。ラップは、防水だけではなく、色の変化をある程度防止します。

 

左は縦目チェーン、回転させると横目チェーンになります。どちらでもお好みに合わせて使うことができます。

大谷石の原石は、約320×350×940mmです。300×600mmのご注文をいただくと、残りの300×300mmの部分の原石は余ってしまいます。今回のような300×300×20mmの製品の注文が来た時は、その時切り落として残っている原石を使用することができますので、加工及び施工上は多少時間がかかりますが、費用を抑えることができます。ご興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせください。
 

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