ショールーム風除室壁大谷石張り

システムキッチンメーカー風除室ビフォー右壁

今回、主要6社のシステムキッチンメーカーの一つである、タカラスタンダード宇都宮店様のショールーム風除室の左右両壁に大谷石を貼る工事をお手伝いさせていただきました。リニューアル前の風除室を見させていただきました。両脇壁がパネル壁になっていて、モニターがあり、コロナ対策がされてたきれいな部屋でした。イメージチェンジのためのリニューアルオープンです。

風除室ビフォー右壁打ち合わせ

現場担当者様と打ち合わせして、写真を撮り、イメージ張りのラインを書き確認していただきました。打ち合わせで案をださせていただき、縦300㎜×横300㎜×厚15~20㎜の大谷石の中目と細目の段違い張りで決まりました。お見積りを提出して、発注をいただき、解体作業が終わり、下地ができるまでの間に石の加工をしました。そして解体が終わり下地ができたので現場に再度伺い、施工日を決めました。

 

右壁大谷石貼り完了アップ

30cm角の大谷石の細目と中目のアップです。凹んでいるのが細目で、凸でているのが中目です。5mmの段違いですが、光の当たりかたで、影ができて立体感を出しています。大谷石は、日にちがたつと色が変化します。細目と中目とでは、大谷町の中の採掘場の距離が4kmほど離れています。なので細目は、さほど焼けませんが、中目は、ベージュ色に焼けます。この焼けの違いが、段違い張りに輪をかけてチェック柄が強くなり、目立つと思います。

右壁全体写真

幅2m×高さ2,7mの大谷石壁の完成です。お客様を迎えるにあたり、柔らかなそして和むイメージで室内に向かい入れてくれるように思います。今回も、宇都宮市の大谷石を住宅や店舗に利用した費用を補助事業に当てはまり、3割程度安くできました。申請にあたり、当社で代行して、宇都宮市に申請させていただきました。このような事業をお客様に紹介して、どんどんと宇都宮産大谷石使っていただきたいと思っています。

解体後下地写真

反対側の左側の壁です。黄色い石膏ボードの上に大谷石を貼ります。両者にとって相性の良い、セラッミックボンド2色混合型を使用して圧着点付け貼りをしました。

左側石貼り終了

右壁とは、違った左右に突き出した柱のような貼り方です。大谷石ねむり貼り(目地なし)で施工しました。石の寸法精度が悪いと、石と石の間に隙間が空いてしまいます。横棒の木材は、ボンドが固まるまでの抑えで、1日後には、外せます。

モニターを取り付けて完了

インフォメーションモニターを見ながら、ショールームに入っていきます。モニターのバックに大谷石。シンプルですが素敵な組み合わせかと感じます。

タカラスタンダードショールーム

中に入ると、様々なシステムキッチンが展示されてます。リフォームや新築のとき、どれが良いかイメージが湧くと思います。いろいろな形のキッチン、水回り関連商品があります。最新型の変わったものもたくさんあります。照明が当たると明るく清潔感のある本当にきれいなショールームです。そのような素敵なところの一部に大谷石が使われて、光栄に思います。