宇都宮駅前病院に大谷石

柱壁に大谷石

JR宇都宮駅の2階改札口から徒歩3分で、宇都宮脳脊髄センターシフォニー病院があります。2021年にできた、新しい7階建ての真新しい病院です。入口に入るとまず大谷石の柱壁が風除室の中にあります。室内でまだ色焼けしてない、比較的白い、細目コーピン仕上げの大谷石です。

隣のビルにも大谷石

ガラスの向こうには、以前ブログで上げた、当社で加工した、中目の大谷石が縦使いに貼られている、東口交流拠点施設のライトキューブ宇都宮の外壁が見えます。

 

 

ガラスの間に大谷石

 

シンフォニー病院は、外からの明かりが十二分に入ってきます。全面を大谷石のかべで、貼りつくすのではなく、間には、下から上までのガラスが、あります。外光が差し込むことによって、自然光が、やさしく受け入れています。そして大谷石のぬくもりが、やさしく迎えてくれます。

風除室と室内の大谷石の一体化

風除室から自動ドアーを通じて中にはいりますが、この時点で透明ガラスを透視てみると左側は、大谷石で続いて見えます。明るさ的には、同じ感覚で続いていってます。大谷石壁のライトもワンポイント的に、大谷石を、浮き立たせています。

 

大谷石越に、ライトレール線路

ライトキューブ宇都宮の建物とシンフォニー病院の間には、路面電車が走っています。大谷石柱まで近づくと、2階から見える、外の線路が見えます。ここを電車が走ります。前回のブログを参照してみてください。

正面からの大谷石

正面は、大谷石細目を、立て方向11段≒3,2m、横2列≒1,2mで、目地なしで貼られてます。横は、2枚で均等で割られているのですが、なかなか気が付きませんが、よく見てみると、縦方向の高さが均等割になっていません。高さが、下から、小、大大、小、大、小小小、大、小小となってます。どこの柱もそのようになっています。間違えでなく、最初から意図した、設計からの指示だと思います。

大谷石台座の女性像

風除室から入口に入ると、ブロンズか銅で作られた銅像が迎えています。台には、大谷石細目が貼られています。そこには、「観照」奥田真澄と書かれてました。観照を調べると、

主観を交えずあるがままの姿をながめ、物事の本質でとらえること。深く考察し、内面的な理解を得ること。病院に対する、彫刻家ならではの思いが、感じられました。

壁の大谷石

長い幅に大谷石が貼られています。振り返った入口方向の写真です。入口からの光量が多いので大谷石が暗く感じられません。あわせて、観葉植物と絵画等で落ち着いた雰囲気を醸し出しています。そして、色むらのない、均等にそろった、大谷石のみそ、上品質の大谷石が使われています。

待合室の大谷石

外待合室ですが、大谷石壁が向こうまで続いてます。圧巻です。厚み5cmの厚みの大谷石が重厚感を出しています。昼間の明るい感じ。このような大谷石の使い方は、設計の意図するところだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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