宝積寺駅大谷石
西口大谷石オブジェ
300×300×450mmの大谷石が、アスファルト舗装の中に、突き刺さっています。上面が平らでは、ないので椅子では、ないと思います。不規則な並べ方。芸術性があるのでは、ないかと思われます。西口は、東口に比べて落ち着いています。
18個の大谷石オブジェ
有料駐車場に行く道の右側にそれは、あります。点々とちらばる様が、不思議に思えます。
荒々しくもある大谷石
オブジェの一つを近景で見ると、地下深くから掘り起こされた大谷石の原石そのままの形で配置されています。ある面は、チェーンの後、ある面は、掘り起こされた割肌の後、自然のままの大谷石です。
大谷石椅子
西口から階段を上がり、2階の改札口、および緑の窓口のまえに、椅子があります。待ち合わせ場所や休憩所となっています。前回の岡本駅とは、少し違うのは、座るところに木材が、使われています。床は、御影石で、その中に大谷石が、埋め込まれています。下は、線路、宇都宮線と烏山線です。左奥に見える倉は、大谷石です。見える東口は、広場です。ここの天井がすごいです。見る価値ありです。
東口を2階から見ると大谷石だらけ
宝積寺駅は、2007年にリニューアルされました。駅舎と広場は、設計家の隈研吾です。あえて駅前ローターリーにせずに、米蔵だった倉庫を壊さずに再利用して、改装して、モダンにそして近代的に、奇抜に変貌しました。また駅舎の天井は、木材を巧みに使用されています。
ちょっ蔵広場
そうそうたる大谷石蔵をそのままに、そして、新たに大谷石を継ぎ足して、素敵で美しい駅前に変身した広場です。蔵の用途は、自転車置場、催事場、商業施設等です。
明治を思わせる大谷石建物
大谷石蔵は、栃木県内にたくさんあります。それに比べると、このような建物は、少ないです。古くからある大谷石建築物で保存の状態が、良いものは、希少価値があります。宇都宮の大谷町周辺にもあります。宝積寺駅東口の大谷石建造物は、一見の見る価値があるものです。いつまでも保存していただきたいと思います。
夕陽のさした大谷石蔵
大きな駅ビルとかの近代的な開発も素敵ですが、このような、レトロな、大谷石建物に、夕陽が当たる、情緒深い、駅広場も、いいものでは、ないでしょうか。
ささえのある大谷石蔵
4本の三角状のひかえがあります。地震などのゆれの時に、効果を発揮します。大谷石蔵に交互にくいこんで、外れません。衣装的にもカッコよく、そしてきれいに配置されています。夕陽の当たっている、右面や左奥のなみなみは、新たに付け足した、大谷石です。
右面正面の並々大谷石
への字に削られた大谷石を下から積み上げてあります。屋根のとんがりまでは、6mほどあります。300×180×900の大谷石を、あえてへの字に削り落としたのです。左に積んであるのは、ダイヤ型のマド空間は、ありませんが、これは、あります。
内部からの大谷石
への字型大谷石を内部から見た写真です。コンセプトは、明かりが入る、風が入る。ダイヤ型の影が写り幻想的です。作りもしっかりしていて、分厚い鉄骨の柱が支えています。ここまでの形にする施工方法は、宝積寺駅だけです。大阪万博も素敵ですが、宝積寺のパビリオンもカッコイイです。
大谷石の飲食店、近景
幅9m、長さ35m、高さ5mほどの1階建ての建物です。への字型大谷石外壁が、建物の周りに使われています。天井のひさしは、木材で似たような衣装で作られ、一体感を、ましてます。飲食店の大きなガラスから入る陽の明るさと、ダイヤ型の明るさが室内に織り交ざっています。かなりの大谷石が使われています。建物自体が博物館。
大谷石飲食店、遠景
駅前広場に車が入れず、広大な広場に、樹木やベンチ、そして大谷石で作られた、店舗のみ。隈研吾が、設計したイメージ。田舎であるがゆえになせることのできる、空間ではないでしょうか。