大谷北部エリアの観光

石の里・大谷」は、むき出しの岩肌や樹木との組み合わせの妙から、「陸の松島」「関東耶馬溪」とも呼ばれています。周辺には大谷石を中心にした見どころがたくさんあり、休日になるとたくさんの観光客でにぎわっています。

大谷資料館

大谷石採掘の歴史などが分かるように整備されたのが「大谷資料館」です。1979年にオープンしました。地下採石場跡地をそのまま活用し、公開しています。大谷石に関するさまざまなことが、多角的に理解できます。その様相は古代ローマの神殿を彷彿とさせます。その幻想的な空間が醸し出す迫力や優れた音響的な効果は、芸術分野の舞台として注目を集め、演劇やコンサートの会場のほか、映画やテレビドラマの撮影などに幅広く使われています。

大谷資料館
住所:宇都宮市大谷町909
交通:JR宇都宮線JR宇都宮駅西口から関東バス立岩行きで約30分「資料館入口」下車徒歩約5分、東北自動車道宇都宮ICから約15分
大谷景観公園

大谷景観公園」は、大谷石の採掘場である大谷ならではの景色を楽しむことのできる公園です。周辺には、自然が古代からの長い年月をかけて造形してきたものや、大谷石を採掘した跡に残された岩がその後の風雪にさらされて現在の姿になったものなどからなる「奇岩群」が数多く残っています。これらは圧倒的な迫力で私たちに迫り、見る角度によってさまざまな表情を見せてくれます。

例えば、旧帝国ホテルの建築の際に切り出された採石場跡の「ホテル山」は、鋭角に切り取られた不思議な景観をつくり出しています。古くからの景勝地として親しまれ、数多くの紀行文や絵画、絵葉書などに描かれてきました。中でも「御止山(おとめやま)」と「越路岩(こしじいわ)」は優れた景勝地であり、文化財的な価値が高いことから、2006年に国の名勝指定を受けています。

また、公園としても整備されており、近くには姿川のせせらぎが流れ、新緑の季節には周囲の緑と美しいコントラストを見せます。姿川沿いには遊歩道が整備されている場所もあり、これらの自然を楽しみながら散策することができます。秋の紅葉の時期も一見の価値ありです。

御止山」を間近に見られる大谷景観公園では、毎年、秋に「フェスタin大谷」が開かれます。当日はお囃子や和太鼓のふれあい教室、大道芸、吹奏楽演奏、よさこいソーランなどのほか、飲食物産販売コーナー、大谷石ふれあい体験コーナーなど楽しいイベントが繰り広げられます。

大谷景観公園
住所:宇都宮市大谷町1224-1
交通:JR宇都宮駅西口より関東バス「大谷経由・立岩」行きで約30分(資料館入口バス停下車すぐ)
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